こんにちは!草村朱音です。
の記事の続きです。
今日は出産~初めての育児の頃の話をしたいと思います。

妊娠中のスーパーでの立ち仕事はもうこりごりです
お金があっても妊娠~出産ってすごく大変なことだと思うんですが、
お金がないまま赤ちゃんを産むとなると、ストレスの原因はたくさんありました。
まず、妊娠中にしていたパートは、スーパーでのレジ打ちです。
借金があるのでギリギリまで働かなくてはいけない…と思いつつも、
やっぱり立ち仕事はお腹がはるし痛いしで、わたしが辛いのもあるし、
ここまできて赤ちゃんに何かあったらどうしよう…と思ったので、
少し早めに産休をいただくことに決めました。
妊娠8ヶ月の途中でもうパートを産休にしてもらいました。

パートはレジでの立ち仕事だったので、
ビールのケースやお米を何個も運ばなくてはいけないこともあります。
お腹が大きくてもお客様には関係ありません。
同じ職場の方が、気を使ってマタニティーマークが入ったキーホルダーを
制服のお客様の目にとまりやすいところに付けてくれたりしていたんですが、
あれって、やっぱりもしかしたらつけないほうがいいかもしれません…。
妊娠中にマタニティーマークをつけていたときは、
やけに重いものを運ばされたり、走らされたり、
無理難題を言ってくるお客様がすごく多かったんですが、
出産して職場復帰した時には、そういうことがかなり減りました。
「妊婦だからって甘えるんじゃない」
…ということなのでしょうか。
プライベートな時はマタニティーマークをつけることはなかったです。
でも、暖かい言葉をかけて下さるお客様もいたので、本当に励みになりました。
それがなかったら、もう酷いつわりがあった頃に辞めていたかもしれません。
産休&出産&育児休暇で働けず借金がどんどん増えました
出産する前日~入院中は、借金のことを忘れることができました。
本当、子供が生まれたときだけは普通の人みたいに過ごせました。
本当に幸せでした。
産休が2か月、出産してから職場復帰までの2か月で計4~5か月間、
夫のお給料だけでは借金の返済額が払えなかったので、
生活費とベビー用品、入院に必要なものなどを全て借金してまかないました。
本来なら貯金しておかないといけない状況の私たちですが、あるのは借金だけです。
この状況は産後のわたしの精神の不安定さに拍車をかけました。
というか、本当は自分では不安定だなんて自覚がなかったんですが、
この間夜中に夫と話をしていたら、私が全然覚えていないことがあって、

と思いました。
夫がその話をしていた頃のわたしは、スーパーのレジ打ちの仕事に復帰していて、
借金×仕事×育児×夫へのイライラでいっぱいだったと記憶しています。
特に、産後2か月で仕事に復帰してからは、子供に飲ませる母乳がでなくなってしまって、
「これはお母さんにしかできない仕事なのに、もうミルクだけになるんだ…」
と、自分はダメな母親なんじゃないかとすごく落ち込みました。
周囲の人に「赤ちゃんは母乳?ミルク?」と聞かれて、もうでなくなったことを話すと、
「ミルクなら誰かに預けられるから楽じゃない~」と言われます。
被害妄想なのはわかっていますが、その頃はすごく落ち込んで、
赤ちゃんに母親として必要とされていない気がして一人で泣きました。
ここからは夫から聞いた話になるんですが、夫が帰宅する頃には、
わたしはちゃんとごはんを作って待っていたみたいなんです。
お掃除もして、洗濯もして、赤ちゃんのお世話をして。
でも、そのころは目線がなんだかおかしかったというんです。
どこ見てるのかわからないような感じだと言っていました。
顔つきが別人だったとも言われました。
その原因がなんなのかというと、もちろんストレスも関係ありますが、
「頭痛薬の飲みすぎ」ではないかと夫は話していました。
夫婦喧嘩して夫にビンタして子供を家に残して家出…
わたしがまだ学生だった頃、精神科に通っていたことがあって、
睡眠薬と安定剤をもらっていました。
でも、わたしの薬の飲み方が適当すぎ。
「あっ、昨日薬飲みすぎたから、今日まとめて飲もう~」
「これのんでも眠れないからもっと飲んでみよう~」
なんてことはザラで、お酒で睡眠薬を流し込むこともありました。
この話を覚えていた夫は、頭が痛いと言って頭痛薬を飲み続ける私を見て、
こっそり薬の数を数えてくれていたみたいなんです。
薬は、2個減っていればいいのに3個減っていたり、それが続いたりして、
「おかしいな…」と思いつつも、様子を見てくれていたそうです。
それが、ある日突然薬がたくさん無くなっていたみたいで。
(でも、わたしは全く覚えていないんですよね…。)
で、薬を飲みすぎたわたしに夫がブチ切れ!!!(そりゃそうだ)
わたしは泣きながら怒っていたみたいで、
最終的に夫にビンタして子供を残して外出したそうです…。
「したそうです」というのは、わたしが全くその記憶がないから…orz
今は夫婦喧嘩しても子供を置いてどこかへ行くなんて絶対ないんですが、
それを夫から聞いたとき、本当に自分が最低すぎてショックでした…。
夫の真意を知らないまま、すでに約3年が経っていました
夫は、薬を飲み続けておかしくなり、子供を置いて飛び出したわたしを見て、
このままおかしくなって子供に何かあったらと思うと、
もう離婚しかないのかな…と、子供を抱きしめて泣いたそうです。
その話を聞いたときは、一連のわたしの行動を本当に申し訳ないと思ったのと、
夫だって借金や仕事、初めての育児で大変だったのに、
さらにわたしの面倒も見ていてくれたのか…と、胸が詰まる思いでした。
それに比べて、その頃のわたしの記憶としては、
夫に何度も何度も「薬何時に飲んだ?」と聞かれるので、
「ちゃんと時間開けてのんだよ!!」と毎回答えていたな~という記憶ばかり。
(むしろちょっとうっとおしいくらいに思っていました…)
ほんと、わたし最低ですよね…。
そうやって毎回夫に薬を何時に飲んだのか聞かれるってことは、
やっぱわたし変だったんだなぁ…とやっとわかりました。
そして、夫がわたしになんやかんやいわれても、ちゃんと薬の量を見てくれていたから、
今、普通に家族3人で暮らせているのかな…とも思いました。
産後クライシスを起こさないために必要だったこと
「優しいなぁ…」と夫を見直すことになった、今回のカミングアウト。
これ、夫が会社の飲み会で酔っ払ったから聞けた話だったんですが、
夫が言わないままだったら、夫を泣かせてしまったことも、
子供を置いて家出したことも、わたしは自分で知らないままでした。
そこで、産後クライシスにならないための対処法を調べてみたところ、
「手伝って欲しいと言う」というのがありました。
たしかに、夫に対して「手伝って」とはなかなか言えず、
「そこで寝ながらテレビ見てるなら手伝ってくれればいいのに…」
なんて毎日思っていたな…と、今思い出しました。
ちゃんと、大変なときは口に出して相談したほうがいいんですね。
今は、「まだテレビみるの?」なんてイヤミをいうくらいですがw、
本当に「手伝って」というのはすごく苦手でした。
たしかに、借金が大変な時も相談してみたほうが気が楽になったし、
腹を割って話すというのは思っていたよりも大事なことなのかもしれませんね。
(詳細:匿名で借金の無料相談をしてみた話)
我が家は500万円の借金があるので家計は本当に大変なんですが、
夫の酒癖が悪くても、ムカつくことがあっても、
今回の話を思い出したら、仲直りできるような気がします。
そういえば今日はクリスマスイブなので、
お金をかけずにどうやって娘を喜ばせるご飯を作ろうか考えなくては…。
本当、早く借金をなんとかして普通の家族になりたいです…。





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