
30歳を迎えますが親にお金をもらってしまいました
最近、実家へ子供を連れて遊びに行ったのですが、
その時に仏壇に備えられていた貯金箱を渡されました。
貯金箱といっても、わたしのお父さんが飲んでいる、
「第三のビール」の350mlの空き缶に
500円玉を入れる穴を開けたものです。
その中に、半分ほど入った500円玉…
お父さんが長い時間をかけてコツコツ貯めていた500円玉貯金でした。
わたしの実家は、収入が満足にあるわけじゃないので、
ここまで500円玉をためるには、本当に時間がかかったと思います。
お父さんが、貯金箱代すら節約して貯めたお金。
それを、わたしが横取りする形になってしまいました。
親がわたしにお金をくれた理由
事の発端は、前に実家に帰った時に
「車検が2人分重なってきつい~」とこぼしたこと。
それを聞いたお父さんが、
- わたしがほかのところからお金を借りないように
- 可愛い孫を乗せる車はちゃんと安全に保っていて欲しい
- お金がないことで夫婦仲が悪くならないように
- 自分は親だから、生きているうちは力になりたい
- この先親がいなくなったら、頼れるのは夫婦だけだから頑張れ
- そのかわり、孫を成人までちゃんと育てていけるように
という理由から、自分がコツコツ貯めていた500円玉貯金を、
わたしに渡してくれました…。
もう…
色々申し訳なさすぎて倒れそうです…
ていうか、アパートに帰ってきて倒れました。
子供にお金を渡す親の気持ちを考えてみた
わたしのお父さんは、今まで数々の借金を肩代わりしてきました。
そして、わたしがそうならないようにと今回お金を渡してくれました。
可愛い孫を乗せる車は、少しでも安全にしておいてほしいって。
自分たちがもしいなくなったら、もう助けてあげられないからって。
このお金は返さなくてもいいから、返したつもりでこれから貯金しろって。
500円を入れた貯金箱と同じ第三のビールを飲みながら、
お父さんがそんなことをずっと話していました。
でも、わたしはもう借金をしまくった挙句に任意整理しているし、
夫婦で一緒に娘を成人まで見届けるということもできません…。
もう、情けなくて申し訳なくて消えてしまいたくなります。
しかも、ビールの缶に入った500円玉貯金を前に、
「コツコツ貯めてきたの知ってるから、これはいいよ!」
とはいったものの…
結局ビール缶の貯金箱はわたしの手元にあります…。
目の前の金欠に負けて、甘えてしまいました。
最低だな…。
貧乏でも親孝行する方法はないの?
わたしは子供の頃から不登校になったり、ニートになったり、
なんだかんだと親に迷惑ばかりかけてきました。
そして、結婚して子供を生んでもなお、
こうして迷惑をかけ続けてしまうことになりました…。
本当なら、逆にわたしが「旅行代にしてね」なんていいながら
まとまったお金を手渡してあげたい。
これは、お世話になった夫のご両親に対しても同じ気持ちです。
でも、今はまだ何もしてあげられない。
じゃあ、なにかしてあげるためにはどうしたら…と考えてみたんですが、
やっぱり節約&収入を増やすということが1番ですよね。
金銭面が潤えば、親孝行の選択肢の幅も広がります。
しかし、貧乏で自由になるお金がない今、
親孝行できることといえば…何かあるのでしょうか…。
- 孫にいっぱい会ってもらうとか…
- 実家の掃除の手伝いとか…
そのくらいしか思いつきません。
あとは
「元気で幸せに暮らしている」と見せかけることでしょうか…。
いや…それを本当のことにすればいいのか。
借金の返済にも、娘を育てるにも、親孝行するにも、
「稼ぐこと」が今一番大事かなって思います…。
そして、そこで大事になってくるのは、夫との離婚問題で学んだ、
「何のために働くのか」ということを忘れないこと。
お父さんがコツコツ貯めた500円玉貯金。
いつか、倍にして返すということを目標に、
毎日がんばろう…と思った出来事でした。
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