こんにちは!草村朱音です。
前回の記事
「官報に載っても自己破産がバレないって本当なのか検証してみた」で、
“官報に名前や住所が載ったとしても、周りにバレる確率はかなり低い”ということがわかりました。
それを受けてわたしが次に気になったのは
「今、この状態(利息だけ返済している状態)を続けていた場合、どのくらい損をしているんだろう?」
ということです。
そこで、
- 「自己破産をした場合」
- 「自己破産をせずにこのまま毎月自転車操業で返済をしていた場合」
という、
今わたしにあるこの2つの選択肢を比べた場合、10年後の差額がどうなるのかを考えてみました。

借金の利息だけを支払い続けた場合の1年後と自己破産した場合

以前、
【関連記事】
「債務整理にかかる費用の平均 手元にお金が全くなくてもできる?」
という記事で自己破産の費用を調べてみたんですが、
自己破産平均費用
着手金が1社3万くらい
+
成功報酬が2~3万円
…ということだったんですね。
我が家は15社から借り入れをしているので、自己破産費用は90万円くらいになるかもしれません。

でも…
「【借金の総額公開】2017年1月 たった3ヶ月で借金が激増…」
で、今年2017年に支払う予定の借金の利息を計算したみたら、
借金の利息だけで1年間に868,101円(月に7万以上)
だったんです。

- 1年間で利息を86万円支払わなければいけない
- 自己破産の費用は90万円くらいじゃないかと予想
ということは…こういうことになります↓
ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円
→借金残高は約550万
ポイント!!【自己破産して免責が降りれば借金は0】
→支払った金額は90万円(分割で支払えるそうですが…)
→借金残高は0円
…ということになります。
自己破産して
90万円支払ったとしても、
免責がおりれば借金は0円になります。
この時点で、
支払わなければいけない金額は
90万円(自己破産の費用)だけ。
一方、
このまま自転車操業を続けて
利息ばかりを払い続けた場合、
支払わなければいけないお金は
借金550万円
+
利息86万円
=636万円
となり、
自己破産した場合と比べると、
たった1年なのに
546万円も損をしています。
こんなに違うなんてびっくりです…。「信用情報に乗らないためにたった1年で546万円を損する」というのは、もしかしたらすごく無駄な考え方なのかな…。

借金の利息だけを支払い続けた場合の2年後と自己破産した場合

ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円(2年間で172万円)
→借金残高は約550万
ポイント!!【借金が0なので貯金ができる!!】
→支払いに回していた86万円を貯金!!
→借金残高は0円
自己破産をした場合は、
すでに借金残高は0になるので
借金の利息で無駄なお金を取られることがなくなります。
そして、
今まで利息で払っていた分を、
貯金に回すことができます。
なので
- 自己破産した場合
- このまま自転車操業を続けた場合
を比べると、
自己破産をした場合の方が、
718万円もお得になっています!!

借金の利息だけを支払い続けた場合の3~4年後と自己破産した場合
次は、3~4年目のことを考えてみました!!
これ、やばいですよ…

ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円(3年間で258万円、4年間で344万円)
→借金残高は約550万
ポイント!!【借金が0なので貯金ができる!!】
→支払いに回していた86万円を貯金!!(3年間で172万円、4年間で258万円)
→借金残高は0円
自己破産をしておいた場合と、
自転車操業をした場合を比べると、
- 3年目では890万円
- 4年目では1062万円
という金額の差になります。
損をする金額は、たった4年間で
1000万円を突破。

借金の利息だけを支払い続けた場合の5年後と自己破産した場合

ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円(5年間で430万円)
→借金残高は約550万
ポイント!!【借金が0なので貯金ができる!!】
→支払いに回していた86万円を貯金!!(5年間で344万円)
→借金残高は0円
→クレジットカードが作れる可能性がある!
5年間利息のみを払い続けた場合、
無駄なお金は430万円もはらっているのに、
約550万円の借金はそのまま…。
一方、自己破産した場合は
貯金が344万円
+新たにクレジットカードが作れる
という可能性があります。
(↑絶対作らないほうがいいけど…)
このまま利息のみを払い続ける生活を続けた場合と、自己破産をした場合の5年後の金額の差は…
なんと「1234万円」!!
これやばすぎますね…。今自己破産しただけで、1234万円もトクをするってことだ…。

借金の利息だけを支払い続けた場合の6~9年後と自己破産した場合

ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円(6年で516万、7年で602万、8年で688万、9年で774万)
→借金残高は約550万
ポイント!!【借金が0なので貯金ができる!!】
→支払いに回していた86万円を貯金!!(6年で430万、7年で516万、8年で602万、9年で688万)
→借金残高は0円
今自己破産をした場合、
このまま自転車操業を続ける場合に比べると、
6年間では1406万円、
7年間では1578万円、
8年間では1750万円、
9年間では1922万円もトクをすることになります。
利息だけ払い続けていた場合、
7年目になると支払う利息だけで
借金の元金を超えることになるのですが…
借金残高自体は全然減っていません。
一方、自己破産した場合は
9年目で688万円も貯金することができます!!

借金の利息だけを支払い続けた場合の10年後と自己破産した場合
次は、10年目のことを考えてみました!!
10年たったらわたしも40歳手前…それまでこんな状態なんて耐えられません…。

ポイント!!【元金は1円も減らずに5,493,835円のまま】
→支払った金額は86万円(10年間で860万円)
→借金残高は約550万
ポイント!!【借金が0なので貯金ができる!!】
→支払いに回していた86万円を貯金!!(10年間で774万円)
→借金残高は0円
→ブラックリスト(信用情報)からの解放!
10年が経つと、
銀行の信用情報(ブラックリスト)からも消されるので、
きっとローンも組めるのではないかと思います。
最終的に、
このまま利息を払い続けた場合と、
自己破産をしてやり直した場合の金額の差は、
なんと2094万円になりました…。
これって、まさに今この瞬間、天国と地獄の分岐点にいるっていうことですよね…??

今、自己破産をしないとどのくらい損をするのか考えてみたまとめ
このままでは、
毎年利息の86万円(月7万)を払っているのに、借金は500万円のまま。
10年後には利息だけで860万円も支払うことになってしまいます。
一方、自己破産をしていたら、借金はなくなっているし、
このまま支払う予定だった利息分を貯金したら貯金額は774万円。
それに加えて、自己破産から5年後にはクレジットカードが作れる可能性、
10年後にはブラックリストからも消えています。
今から1年後…2年後…と時が経つにつれて、自己破産をしない場合はどんどん損をする額は増えていくってことなんですね…。

しかも…
今回は自己破産費用を90万円で計算してみたんですが、
実は成功報酬がいらないという弁護士さん(司法書士さん?)もいるそうです。
それなら、自己破産費用は50万円くらいでやってもらえるかもしれません…!!
そしたら、もっともっとお得になりますよね…??
なんだか、
今こうしている間も借金の利息はどんどん取られていくんだな…
と思うと、一生懸命働いたお金がどんどん利息に消えていくのが怖いです。
そして、来月・再来月・その次…と、
「自己破産をする時期を遅らせれば遅らせるほど、損をする金額は増えていく」
…ということが分かり、恐怖感でいっぱいです…。
自己破産のことを、もう一回ここに相談してみようかな…
同じ境遇の方は、わたしの借金シミュレーション体験談の記事も、
↓是非参考にして頂ければと思います。

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