こんにちは!草村朱音です。
自己破産すると官報に名前が載るから誰かにバレるんじゃないか…って不安がありますよね。
でも、実際はどうなんだ…?と思って、官報を読む可能性がある職業や、「官報は何ページくらいのボリュームがあるのか」、「毎日何人くらいの破産者が名前を乗せられているのか」なども調べてみました。
ということで、今日は自己破産をしたら職場や友人知人にバレる確率はどのくらいなのかを考えてみます。
官報が原因で自己破産が親にバレる可能性は?
まず、自己破産をした場合「官報」というものに載るらしいです。
これは債務整理について前に調べていたので知っていました。
債務整理をするリスクは?メリットとデメリットを比較してみました!
でも、今知りたいのは
「実際に自己破産をした場合にバレる可能性はどのくらいあるのか」
=
「他人に官報を見られる可能性はどのくらいあるのか」
ということなんです。
たしかに、わたし自身も官報なんて定期購読しているわけじゃないし、
「一般の人はほとんど官報を見ない」ということもわかります。
どこのサイトを見ても、
「自己破産してもあまりバレることはありません」
と言われていますが…

「完全にバレない」というわけじゃないですよね…。官報を知り合いに読まれる可能性(=自己破産が周囲にバレる可能性)は0じゃないし…
と思っていました。

でも、実際にわたしの親や家族の中には官報を読む人は全くいません。
一般的に、地域の新聞は定期購読していても、官報を定期購読している家庭というのは少ないと思います。
なので、直接的に
「親や家族が官報をみて自己破産がバレた!」
ってことは少ないと思います。
多分、バレるとしたら「誰かから聞いた時」。
でも、わたしの親はわたしの知り合いの連絡先をしらないので、
誰かから

「ちょっとちょっと!!朱音が自己破産してたよ!」
そこで、まずは知り合いに自己破産がバレないかどうか、
官報を普段読んでいる人はどういう人なのかを調べてみました!
自己破産が会社や友人・知り合いにバレる可能性は?
「官報をすみずみまで読まれる=自己破産をしたことがばれる」
ということなので、知りあいの中で官報を購読している職業についている人がいたら、もしかしたら自分が自己破産したことがばれるかもしれない。
そう思ってどんな職種の人たちが官報を読んでいるのか調べてみました。

知り合いにこんな職業の人がいたら自己破産がバレるかも?

仕事中に官報を読む可能性が高いのは次の職業の方々です。
- 税務署
- 個人信用情報機関
- 金融関係
- 不動産関係
- 警備会社
- 保険会社
正直、わたしも保険会社に勤めたことがありますが、官報なんて読んだこともなければ存在すら知りませんでした。ただこれらの職業の場合で、全員が読んでいるわけではなくても、担当の人は毎日見ている可能性があるそうです…。

特に、ヤミ金の人たちは官報をみて記載されている住所に「お金を借りませんか~」とDMしているそうです。怖いですね…。(自己破産後はまともなところはお金を貸してくれるなんて言いません。ヤバいとこばかりなので絶対借りちゃだめです)
「資格制限」というものがあるそうです。

なので、このリストに入っている職業の知り合いがいる場合、
もしかしたら社員が官報にのっていないか確認するために、
職場で「官報」を購読しているかもしれません。
(…といっても、その可能性は低いみたいです。)
また、大きい会社では特に官報を定期購読しているみたいです。
自己破産がバレるかもしれない職業について
「官報を会社が定期購読している=全員が官報を読んでいる」
ということではないし、大丈夫かなって思いますよね。
でも…
復権になるまで会社をしばらくの間休むことになってしまうので、
確実に会社にはばれてしまいます。
ちなみに、職業制限が無い債務整理には、
などの手段があります。
まとめると、
- 知り合いの職業によっては官報を定期購読しているかも
- 大きい会社では官報を定期購読している可能性がある
- 自分が資格制限がある仕事についている場合は会社にバレる
ということです。

わたしも親戚や友だちの中に、多分官報を購読していると思われる職業の人が何人かいるので、もしかしたらそこからバレる可能性は否定できないな…と思いました。
名前を発見されたら、向こうには守秘義務なんて全然ないので、もしかしたら親戚中・友達中に自己破産の事実が知れ渡ってしまうかも…。
でも、ここで一つまた疑問に思ったことがあります。

自己破産したことが官報に記載された場合、やっぱり目立つんでしょうか…??
官報のページ数と破産者の数を調べたらびっくり!
次に、

官報に名前がのるとすぐにばれてしまうのかな…?
- 今日の官報の総ページ数
- 今日の官報に載っていた破産者の数
(2017/1/12の分)
をコツコツと数えてみることにしました!
ちなみに官報はわたしたち一般人でも簡単に見ることができます。
↓
これを見ると、「号外」→「公告」→「裁判所」の中に、
「破産、免責、再生関係」というのがあり、ページ数をクリックすると中を見れます。
官報を実際に見てみると、
「債務整理した人のことだけを書いた新聞ではない」ことがわかります。
官報を読む人って、
全てが破産者の欄をみたいというわけじゃないそうなんです。
官報には破産者の欄よりも「決算公告」とかなんやらかんやら、
難しいことがたくさん書かれていて、
仕事に関係するような事を読む人が多いみたいです。

思っていたよりも結構厚くて、文字がぎっしり書き込まれてます!!
自己破産して官報に名前が載ったら目立つ?
官報のページ数は本紙が32ページで、そこに収まらなかったものが、
号外(破産者の欄は号外の部分)として発行されているようです。
さらにそのほかにも「政府調達」という部分もあったり、
かなりのボリュームがある新聞となっています。
なんと、過去には1000頁を超えたこともあるんだとか…!!!!
ちなみに、今日の官報を見てみたら、
本誌+号外+政府調達+目録を合わせて、全160頁ありました。
号外の中に書いてある破産者の部分は、36頁とちょっとです。
その中で、何人の債務整理をした人の氏名や住所が載っているのかを、

いーち、にーぃ、さーん…
なんと794人(数え間違いはあるかもしれません…)でした!
しかも、北海道から青森、岩手…と順番になっているのかと思ったら、
日付も地域も名前も全てバラバラだったんです。
だから、この中から特定の人を探すためには、
毎日794人分の住所と氏名を一つ一つチェックすることになります。

そんな人って、闇金業者の他にいないよね…
なんか、

「弁護士さんたちは、普通の人は官報を見ないって言うけど、たまたま目に入ることはあるんじゃないの…?」
今回実際に官報についてしらべてみたことで、
あまりにも膨大なページ数と、
毎日記載される破産者の数の多さを考えると、

「これは、”自己破産者を見よう”と思って見ないと絶対にわからない!!ていうか見ようと思って見ても探すの大変そう!!」
自己破産が官報でバレる可能性を調べてみたまとめ
今回は官報について調べてみて、

「こんなに細かい文字何十ページも毎日チェックしてられるかー!!」
と自分で感じたので、やっぱり官報を見てる人はほとんどいないと思います。
なので、やっぱりほかのサイトや弁護士さんもおっしゃっているように、
官報でたまたま自己破産がバレる確率はかなり低いということになります。
ただし、もしも有料の官報情報検索サービスを使われて
「こいつ自己破産してるかも。名前で検索してみよう」
となってしまった場合は…検索にひっかかっちゃうかもです。
わたしのように官報がどんなものかよくわからずに、
漠然と「誰かにバレてしまうんじゃ…」と不安な方は、
是非一度官報を全部読んでみることをおすすめします。

多分、全部読むには丸一日掛かるかと思います…
あとはバレる可能性があるとしたら「市町村の破産者名簿」かな…。
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