こんにちは!草村朱音です。

今回は、自分で自己破産の申請手続きをすることはできるのかや、必要な書類や流れについて調べてみたのでここでご紹介したいと思います。
自己破産を自分で申請手続きしたいと思った理由
我が家の今の状況は、任意整理をしたにもかかわらず夫が仕事を退職し、わたしの仕事もだんだんうまくいかなくなり、収入が激減してしまったことで数か月前から破綻しています。
その結果、お正月に娘のお年玉を使い込んでしまったうえに、このままだと今度は娘の子ども手当も使わなきゃいけない状態になり、ランサーズやライターのお仕事を始めました。でも、半月やって稼げたのはたったの23,500円…。これじゃあ1か月やっても5万円がいいところです。
他にも、家にあるものをメルカリへ出品したりして小銭を稼いでみましたが…

このままじゃ今月も支払いが厳しい!
ってことで、やっぱり自己破産しかないのかな…と思いはするものの、前に弁護士さんへ相談した時に自己破産の費用がネックになって(現在は夫婦そろって個人事業主になったので自己破産費用が高くなりそう)その後は相談すらできずにいました。
頼みの綱の法テラスも、収入的に利用できないっぽいです。

さあどうしよう…?
と、昨日の夜あれこれ考えた結果、「自分で自己破産の手続きをするのはどうだろう?」という考えが浮かんできました。
自己破産を自分で手続きすることはできるの?
ちょっと調べてみたら、実際に自己破産を自分で手続きしたという人がちらほらいるっぽいんです。

わたしからしたら、その人たちはもはや勇者…すごい度胸です。
ただ、やっぱり弁護士さんに頼んで自己破産するのと、自分で自己破産の手続きをするのとでは色々違いがあるんですよね…。
借入額をいくらまで減額ができるか?
自己破産を自分でやるメリットとデメリット
自己破産を自分でやるメリットとデメリットはこんな感じです。
さらに、わたしの場合は任意整理をしてからの自己破産なので、「今まで支払った任意整理での弁護士費用(約50万円)と、今まで返済してきたお金(約100万円)が報われなくなる」「信用情報はこれからまた10年間ブラックになるので任意整理してから今までの数年間が報われなくなる」というデメリットもあります。
借入額をいくらまで減額ができるか?
自己破産を自分で手続きするときの流れ
- 裁判所へ行って自己破産の手続きに関する書類をもらう
- 書類に記入する(嘘を書くと却下されますので正直に)
- 破産申立書 住所や氏名、電話番号など
- 陳述書 学歴や職歴、月収、家族構成、借金をしてから今までの経緯
- -資産(財産)目録 家や車、保険の返戻金など資産となりえるもの
- 債権者名簿 債権者の会社名や借入金額
- 家計の状況 自己破産を申し立てる前の月の収支 など
- 裁判所に書類を提出・予納金などの支払い
- 破産の審尋:裁判官と面接をする(なんで借金ができたかなどこれまでの経緯)
- 破産手続きの開始決定(同時廃止か管財事件かが決まる)
- 免責審尋(同時廃止)or債権者集会(管財事件)
- 免責許可決定(2週間後に官報に載る)
- 免責許可決定の確定

わたしが個人的に調べた流れなので違っているところもあるかもですが、大体こんな感じで自分で自己破産の手続きができるようです……大変そう…。
自己破産を自分で手続きする場合にかかる期間はどのくらい?
ちなみに、自分で自己破産の手続きをする場合は、弁護士さんへ依頼する場合よりも長くかかることが多いようです。だいたい4~6か月かかると書いてあるところが多かったです。それこそ、長くかかれば1年とかかかる人もいるのだとか。
自己破産を自分でやる場合に必要な書類は?

次に、「自己破産を自分でやる場合に揃える書類」についてですが…破産申立書や陳述書、債権者名簿のほかにもこんなにあるみたいです…。
- 住民票(必須)
- 源泉徴収票または課税証明(必須)
- 持っている通帳の全ページのコピー(必須)
- 2か月分の給与明細(自営の人は手書きでOK)
- 退職金見込額証明書(自営の人は手書きでOK)
- 公的扶助の受給証明書(受給してる人)
- 土地・建物の不動産登記簿謄本(本人所有の場合)
- 賃貸住宅の賃貸借契約書(借家等に住んでいる人)
- 過去の裁判等の書類のコピー(過去に破産している人)
- 不動産登記簿謄本及び固定資産評価証明書(不動産所有者)
- 保険証券のコピー(本人・同居者の物)
- 保険の解約返戻金計算書(本人の名義の全部)
- 有価証券(持っている人)
- 車検証又は登録証明書のコピー(本人・同居者の者全部)
- 車の査定書(登録5年以内の車)
- 20万円以上の物を処分した場合の契約書・領収書
- 財産分与、慰謝料等の支払い証明書(最近離婚の場合)
- 過去2年分の確定申告書のコピー(事業を営んでいた場合)
引用:http://blacklist-revival.com/bankrupt/
私の場合は、
- 住民票(必須)
- 源泉徴収票または課税証明(必須)
- 持っている通帳の全ページのコピー(必須)
- 2か月分の給与明細(自営の人は手書きでOK)
- 賃貸住宅の賃貸借契約書(借家等に住んでいる人)
- 保険証券のコピー(本人・同居者の物)
- 保険の解約返戻金計算書(本人の名義の全部)
- 車検証又は登録証明書のコピー(本人・同居者の者全部)
- 車の査定書(登録5年以内の車)
- 過去2年分の確定申告書のコピー(事業を営んでいた場合)
この辺りの書類が必要になるのかなと思います。車は10年目の廃車寸前の古い車だけど、たぶん「20万円の価値がない」ということを証明するために必要になるんじゃないかなと思いました。

うーん…ちょっと大変そうだけど、意外とコツコツがんばったら揃いそう…。

- 20万円以上の物を処分した場合の契約書・領収書
これは、前に解約した保険の返戻金とかも含まれるのかな…?だとしたら必要だけど、数か月前だからどうなんだろう?
借入額をいくらまで減額ができるか?
自己破産を自力でやるとしたら不安だと思っていること
書類は頑張れば何とかそろいそうですし、自分で手続きをして自己破産の費用が安くなるならちょっとくらい面倒でもやってみたい気もします。(今後、収入を安定させないとあれですが…)
ですが、自分で自己破産の手続きをするとしたら色々不安なことがあります。
自己破産の手続きを自分でやっても費用がかかるケースだったら不安

まず一つ目に、わたしは開業届をだして個人事業主になってしまったので、以前任意整理から自己破産に変更したくて色んな弁護士さんに相談してみた時も、自己破産したら管財事件になるでしょうって言われてきました。(個人なら同時廃止という手続きになると思います)
何が違うのかというと、自己破産の時にかかる費用(予納金)が変わってくるんです。
同時廃止(個人) | 1~2万円程度 |
少額管財事件 | 20万円~程度 |
管財事件 | 50万円~ |
同時廃止と管財事件では、自己破産の費用が約50万円も違うんですよね。
で、この「少額管財事件(地域によってないところもあるらしい)」っていうのは弁護士さんにお願いしないといけないので、自分で自己破産の手続きをする場合は自動的に「管財事件」になっちゃうので、予納金が50万円以上かかります。

個人事業主が自己破産をする場合、この「管財事件」になる可能性が高いけど、でもわたしの場合はそんなに複雑なお金の動きはしてないし、稼ぎもそんなにない。
なので、優秀な弁護士さんならどうにかして「少額管財事件」にしてくれるんじゃないか…という淡い期待もあり、弁護士費用を払ってでもプロにお願いしたほうが得なんじゃないかと思ったりしてます。
自己破産の手続きを自分でやったら一斉に一括請求されそうで不安

次に「債権者への連絡も自分でしないといけない」ということについて、「わたしみたいな素人が連絡したところで督促が止まらないんじゃないか」という不安もあります。
自分で自己破産の手続きをした場合、破産手続きの開始決定前は、カード会社から督促や取り立てが来ることが予想されます。ってことは、手続きに不備があったり書類集めが難航したりして時間がかかればかかるほど、督促がひどくなりそう…。(想像だけど)
ちなみに、弁護士さんに頼んだ場合は受任通知がくるので督促は止まるはずです。


そのことを考えたら、やっぱり弁護士さんにお願いするのが1番いいんですよね…。ただ、「破産の書類を提出した後」や、「いついつまでに自己破産の申し立てをします」とはっきり伝えれば、督促が和らぐかもという意見もあるようです。
自己破産の手続きを自分でやって免責が下りなかったらと思うと不安

最後に1番嫌なのがこれ。自分で自己破産の手続きをして、結局免責がおりなくて(免責不許可)借金がそのまま残ってしまうという場合。それじゃあ手続きをしてもなんの意味もありません…。というか、ただ「破産者」になるだけ…。
やっぱり、弁護士さんはプロなのであの手この手で「免責が下りるコツ」みたいなものをわかっていることが考えられます。一方、わたしはただ借金を増やしただけの一般人…免責が下りて借金をチャラにするためのノウハウなんて持っていません…。
「借金は免除されないのに破産者になる」って…もうそのあとどうしたらいいかわからなくなってしまいそうです…。
借入額をいくらまで減額ができるか?
自己破産を自分で申請手続きできるかどうか考えてみた
いかがでしたか?私は正直…

手続きと書類集めはかなりめんどくさそうだけど、少しずつやれば何とかなりそう…かも?
と思いました。
ただ、「債権者からの督促が止まらないかもしれない」ってことと「免責が下りる確率が低くなる」ってことと「わたしの場合自分でやったら管財事件になりそう」という不安は残ります。

特に「免責が下りて借金を免除してもらえるのかどうか」というところは1番の不安です…。弁護士費用が掛かっても、弁護士さんにお願いしたらスムーズだし、1番うまくいくってことがものすごくよくわかりました…orz
普通に会社勤めをしていたりして時間が取れない方は、弁護士さんにお願いしないと多分無理だと思うけど(裁判所へ行くために会社を何日も休まないといけないから)わたしの場合、時間はなんとかなります。

個人事業主になってしまったがために、「高額になるであろう弁護士費用」と、今わたしの中にある「自分で自己破産する場合の不安」を天秤にかけて、これからどうしていくのかを真剣に考えてみたいと思います…。






コメント
こんばんは
費用の問題は、引っかかりますよね。
自己破産を検討しているなら、一時的でも毎月安定した収入がある職につくとか考えても良いと思います。
私は、弁護士に依頼しましたが、それでも書類各種は本当に大変でしたよ。軽い胃潰瘍になるくらいには辛かったです(苦笑)
同時か管財かは、裁判所次第です。こればかりは、弁護士でも分からないそうです(管財になる理由がある場合ね)。でも、出来るだけ管財にならないように書類を作成してくれると思います。
任意整理を続けるにしろ自己破産に切り替えるにしろ収入を増やす事を考えないといけないと思いますよ。
どれを選んでも大なり小なり後悔は、絶対するので
朱音さんが、やったら後悔するのが1番小さいものにするといいですよ。
わんさん
コメントありがとうございます!
そうですね…収入が安定してちゃんとこれからの生活をやっていけると思ってもらえないと
自己破産しても何の解決にもならないですよね^^;
自己破産の書類は、みなさん本当に大変だっていいますもんねorz
やっぱり自分でやろうなんて無謀なのかもしれませんね^^;
とにかく、わたしだけの収入じゃたかがしれているので
まずはそこを何とかしないと、任意整理の返済だろうが自己破産だろうが
「それ以前の問題」ってこと何だと思います。
よーく考えてこれからのことを決めたいと思いますm(_ _)m
こんばんは
もう、朱音さん1人の頑張りでは、どうしようもないですよね?旦那様を含めて、きちんと話をしたないと今なんとかなっても、近いうちに同じ状況になりますよ。2人で収入を増やさないといけないし、自分の返済は自分で返す!です。仮に、それで旦那様が自分の親にお金を借りても、それは旦那様と親の問題です。前にも書きましたが、旦那様がやらないからと朱音さんがやらなくてもいいんです。朱音さんの収入は、自分の返済と生活費に充てれば良いのです。こんな状況でも変われない、変わろとしないのであれば冷たいようですが、厳しい決断を迫っても良いと思います。お子様がいるので簡単なはいかない事ばかりでしょうが……。
以前、親には内緒にしておきたいと書かれていましたが相談する事も視野に入れてみたらどうでしょいか。借金理由は事実を言わなくてもいいんですよ。
親に負担にならない範囲で、助けて貰うとか(例え
ば、農家なら出荷出来ない野菜を分けてもらうとか)
なりふり構っている場合ではないですよね。
わんさん
コメントありがとうございます!
そうですね…一人の力ではもうどうしようもないです。
ただ、夫も最近は少しずつかわりつつあって…まだまだ「人並み」には届かないですが、今回の自分の車検代を実家の家族に借りるようにお願いしたりしてくれたみたいで、「完全にわたし任せ」ではなく、だんだんと「自分のことは自分で」と思ってくれるようになってきたのかなと思っています。
離婚は何度も考えましたし、正直とっくみあいの喧嘩も何度もしました…。でも、夫が喧嘩をした勢いで家で暴れ、その後夜に家を飛び出したので本気で離婚を決意した時、娘が夫のことも慕っていて…夜中~朝にかけて、夫がいないのに気が付いた娘が「いなくて寂しい」と泣いたんですよね…。
わたしもわたしで、今まで「なんでわたしばかり」とは思ったりもしましたが、夫のことを100%悪いとも言えないし、わたしが100%悪くないとも言えないし、今少しずつ変わり始めている夫を見守りながら、自分もできることはできるだけやっていこうと思っています。
ちなみに、両実家には野菜やお米を分けてもらっています^^;
5年後はまだアップアップしてるかもしれませんが、10年後にはわたしも夫ももっとちゃんとした大人になって家族で笑って暮らせているように…頑張りたいと思います。
おはようございます
ご夫婦で、荷物を持ち合いつつあるんですね。
シンドい時は「私だけ」って思考に陥りがちですよね。分かるか分からないかは別ですが、1度お互いの「これが、シンドい」を言い合ってみるのもいいかもしれませんね。ツッコミはありだけど否定はしない。そしたら、思考の違いや感覚の違いみたいなものが分かって、次から色んな物事を進めやすくなるかもしれませんね。
破産手続きについては、金額、理由、弁護士の仕事量によっても違ってくると思いますよ。
わんさん
コメントありがとうございます!
そうですね…まだ「変わりかけている」という表現しかできませんが
(これが「変わる限界」だったらわたしが無理なので…w)
人間、変わるってすごく大変なことだと思うんですよね。
お互いのしんどいは何度も夫婦でぶつけ合っていますが、そもそも
どちらも「自分がしんどい」と思っていっぱいいっぱいな状態なので
結局「わかりあえないってことを分かり合った」という経緯もあります。
なので、今は簡単に分かり合えないということもわかっているけど、
でも分かり合えないなりに「そういう考えもあるんだろうね(わたしはわからないけど)」
という気持ちもあるのが正直なところです。
相手だけを変えようとしないで、自分がまず変わることも必要なのかなと思います。
これから何十年もかけて、少しずつ歩み寄れたらいいなと思います。
私も自己破産検討してて弁護士さんへも依頼してます。
法テラスにお願いしました。
ですが、その間にR社から「訴状」が・・・
弁護士さんから連絡してもらうようにしてます。
お互い頑張りましょうネ!
あいこさん
コメントありがとうございます!
R社は…もしかしたらわたしもそのカードの借金があるかもです^^;
やっぱり自己破産の際にも訴状が届いたりするものなんですね…。そういうのを聞くと少しビビってしまいますが、弁護士さんから連絡してもらえるということで少し安心しました!これから自己破産をするときには参考にさせていただきますm(_ _)m
あいこさんの自己破産が問題なく進みますようにお祈りしています!
R社はカードはまともに、審査せずに作るけど、訴訟も早いと仰ってました。
私は法テラスで依頼をしたから、受任通知も送るの少し遅いみたいです・・・
あいこさん
コメントありがとうございます!
なるほど…確かにR社のカードって簡単に作れますもんね^^;
その分訴訟も早いとは…
思い返せば「返済が支払えなかったとき」にすぐに電話がかかってくるのは、
R社かもう一つのカード会社かどちらかでしたね…
弁護士さんがいるメリットは、やはり法律の専門家なので依頼してよかったです。
法テラスで私は依頼をしましたので、費用も安いため、よかったです。
自己破産まで2ヶ月ほどとは聞いていますが、全てを弁護士さんが対応してくれるので、私は資料を提出するのみなんです。
ちなみにですけど、Web通帳の場合みなさんはコピーどうされたんですか?
その辺の情報があれば教えてください。
あいこさん
続けてコメントありがとうございます!
自己破産まで2か月って、かなり早いですよね…??
大体1年くらいかかるものなのだと思ってました。
今まで、Web通帳についての話をあまりきいたことがないのですが、
ちょっと調べてみたところ、ネットバンクのサイトから取引明細をダウンロードするか、
その銀行に電話して取引明細を取り寄せてもらう方法があるようですよ^^